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未公開イベント 檜山朔良-信頼シナリオ-

未公開ストーリー


『完璧?なインタビュー』


 

――某日、打ち合わせ終了後のLiar-S。

 

【結崎芹】
「じゃ、これで今日の打ち合わせは全部終わりだな。お疲れ様!」

 

【榛名宗太郎】
「お疲れ様。せっちゃん、これからより先輩と待ち合わせしてるのよね?飲みすぎちゃダメよ~?」

 

【結崎芹】
「分かってるよ。心配してくれてありがとな、ハル」

 

【珠洲乃千哉】
「お疲れ。加賀さん、特に連絡事項もないですよね?」

 

【加賀真実】
「ええ。今のところは――ああいえ、大事なことがありました」

 

【榛名宗太郎】
「あら、何かしら?」

 

【加賀真実】
「雑誌インタビューの回答ですが、朔良だけまだ出ていませんね」

 

【檜山朔良】
「ん?どんな内容だっけ?」

 

【加賀真実】
「『最近ハマっていること』です。短く答えやすいインタビューですし、締め切り間近なので早く提出してくださいね」

 

【珠洲乃千哉】
「まったく……まだ出してなかったのか」

 

【榛名宗太郎】
「まあ、さくらちゃんも色々お仕事あるし、大変だものね」

 

【珠洲乃千哉】
「どうせ後でやろうとして忘れてたんだろ」

 

【檜山朔良】
「その通り」

 

【珠洲乃千哉】
「堂々と認めるな!」

 

【結崎芹】
「朔良、明日は昼から仕事だから、今夜中に片付けておくのはどうだ?」

 

【榛名宗太郎】
「そうね。後になって焦るより、忘れない内にやっておかないとね頑張ってね、さくらちゃん!」

 

【珠洲乃千哉】
「Liar-Sとしての仕事なんだから、しっかりやれよ。先方にも、事務所にも迷惑がかかるんだからな」

 

【檜山朔良】
「はぁ……わかったよ」

 

【加賀真実】
「締切りは延ばせませんので、気をつけてくださいね」

 

【檜山朔良】
「ああ」

 

【結崎芹】
「よし、じゃあ今日は解散!また明日なー!」

 

***

 

自宅に帰ってきた朔良は――。

 

【檜山朔良】
「疲れた……おう、ちび来てたのか」

 

【ちび猫】
「みゃー」

 

【檜山朔良】
(んーと、明日の入りは昼からだったな……ってことは……)

 

【檜山朔良】
「夜更かしできるな。この前買ったゲーム、ようやくがっつりやれる」

 

***

 

【檜山朔良】
「……これは、たぶんトラップだな……。うし、こっちが正規ルートだ」

 

【檜山朔良】
「チッ、鍵がねぇ……早くしないとそろそろゾンビの集団が……。さっきアイツが言ってた秘密の部屋ってどこだよ……」

 

***

【檜山朔良】
「ふぅ……ゲームクリアー。意外と手こずったな……」

 

【檜山朔良】
「はー……あ、」

 

【檜山朔良】
「インタビューの回答忘れてた……」

 

【檜山朔良】
(どーすっかな。やらねーと千哉も加賀もうるせーし……。『最近ハマってること』、なあ……)

 

【檜山朔良】
「……CLEAR……」

 

【檜山朔良】
「てか、これでいいんじゃね?」

 

***

 

――後日、撮影スタジオにて。

 

【カメラマン】
「はーい、お疲れ様でしたー!スタッフさん方、あとはよろしくお願いします」

 

【Liar-Sメンバー】
「お疲れ様でしたー!」

 

【檜山朔良】
「疲れた。ずっと似たようなポーズってしんどくね?」

 

【榛名宗太郎】
「でも、苦労した分、カッコいい写真撮れてたと思うわよ?さすがさくらちゃんね♥」

 

【結崎芹】
「そう言うハルもばっちり決まってたぞ」

 

【榛名宗太郎】
「あら、本当?ふふっ、ありがとうせっちゃん!」

 

【珠洲乃千哉】
「ところで、これからのスケジュールは?」

 

【結崎芹】
「えーっと……とりあえず加賀さんを待ってから移動だな」

 

【珠洲乃千哉】
「分かった」

 

【檜山朔良】
「じゃ、それまで寝るわ」

 

【珠洲乃千哉】
「スタッフさんに迷惑だから、車の中で寝ろよ」

 

【結崎芹】
「朔良、そこで寝てたら引きずってくぞー?」

 

【榛名宗太郎】
「あら、ダメよ!そんなことしたらさくらちゃんの顔が傷ついちゃうわ!」

 

【檜山朔良】
「俺、傷モノにされちゃう?」

 

【結崎芹】
「朔良は変な言い方するなって!冗談だよ。さすがに引きずってくのは無理があるからな」

 

【結崎芹】
「ところで朔良、昨日言われてたインタビューの回答、もう提出したのか?」

 

【珠洲乃千哉】
「入りが遅いからって、夜更かししてゲームでもしてたんじゃないだろうな?」

 

【結崎芹】
「さすがにそれは――いや、ありうる。大先生、どうなんですかね……?」

 

【檜山朔良】
「もち。今日加賀に提出した」

 

【結崎芹】
「おお、マジか!!偉い!!」

 

【榛名宗太郎】
「頑張ったわね~さくらちゃんっ!どんなことを書いたの?」

 

【檜山朔良】
「『最近ハマってること』ってお題だったから、最近買ったホラーゲームのこと書いた」

 

【珠洲乃千哉】
「朔良らしいな……」

 

【結崎芹】
「あー前に言ってたやつか。発売日がオフだったからって、変装もせずに堂々と店に並んで買ったっていう……」

 

【檜山朔良】
「そう。クリアしたし貸そうか」

 

【結崎芹】
「ははは……気持ちだけ受け取っておく」

 

【榛名宗太郎】
「内容はこんなところが楽しいとか、皆さんもぜひ。とか書いておけばOKね!」

 

***

 

控室でくつろいでいたLiar-Sだったが――。

 

【結崎芹】
「あ、加賀さん。次の現場への移動ですか?俺達のほうはもう準備が整って――」

 

【加賀真実】
「朔良。なんですか、あのインタビュー記事は?」

 

【檜山朔良】
「は?きちんと書いて提出しただろ?」

 

【結崎芹】
「おいおい、一体何書いたんだよ朔良」

 

【珠洲乃千哉】
「手抜きでもしてたんですか?数行で終わらせたとか……」

 

【加賀真実】
「いえ、その逆です」

 

【榛名宗太郎】
「マナちゃん、どんな内容だったのか教えてくれない?」

 

【加賀真実】
「……いいでしょう。ここで読ませていただきます」

 

【加賀真実】
「『最近はまっていること。新作ホラーゲーム。ステージ11のC病棟の診察室には気を付けろ。ヤツが隠れている。が――』」

 

【加賀真実】
「『――そこにあるB病棟の鍵を手に入れる必要がある。相棒のクリスが生前言っていた言葉をよく思い出せ。それがヒント』」

 

【結崎芹】
「えっと……?」

 

【加賀真実】
「『それからステージ23の荒れた大地で生き残るために特に重要なのは――――』」

 

【加賀真実】
「……といったゲームの攻略がひたすら書かれていました」

 

【結崎芹】
「朔良、お前……………………」

 

【檜山朔良】
「よく書けてるだろ?」

 

【結崎芹】
「よく書けすぎてて問題だっての!!」

 

【珠洲乃千哉】
「バカ朔良……攻略記事って何だよ」

 

【榛名宗太郎】
「さくらちゃん、それはちょ~っと趣旨がずれちゃってるわねぇ……」

 

【加賀真実】
「当然、書き直して頂きます」

 

【檜山朔良】
「真剣に書いたのに…………だりぃ」

 

 

END